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パーソナルジムLinkx橿原神宮店の北岡です。
リンクスジムは大阪の南森町、奈良県の奈良市富雄、香芝市、橿原市(2店舗)、大和八木、大淀にパーソナルジム7店舗とピラティスを4拠点で活動しております。
今回はお酒が及ぼす体への影響をお伝えしていきます!
目次
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筋トレ後にお酒は筋肉にどういう影響がある?
トレーニングを頑張ったあと、「一杯くらいなら…」とお酒を飲みたくなる人も多いはず。
実際、筋トレとお酒の関係は多くの研究で議論されています。
一方で、筋トレ後は 筋肉の修復と成長(筋タンパク質合成)が最も活発になるタイミング。
このゴールデンタイムにアルコールを摂取すると、体の回復メカニズムに悪影響を及ぼす可能性があるのです。
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アルコールが筋肉に与える影響
お酒の主成分であるエタノール(アルコール)は、体内でアセトアルデヒドに分解される過程で代謝酵素(アルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素)を必要とします。
この代謝過程で、筋肉の回復や成長に関わるテストステロンや成長ホルモン(GH)の分泌が抑制されることが報告されています(※PubMed: Alcohol and muscle metabolism, 2014)。
つまり、筋トレ後のアルコール摂取は、
• 筋タンパク質合成の抑制
• 筋肉の分解促進(カタボリック)
• 水分バランスの乱れ
といったマイナス作用をもたらすリスクがあります。
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筋タンパク質合成とアルコール代謝の関係
筋肉が成長するためには、「筋タンパク質合成(MPS:Muscle Protein Synthesis)」が活発である必要があります。
しかし、アルコールはこのMPSを直接的に低下させることが研究で確認されています。
特に、筋トレ後にプロテインを摂取しても、アルコール摂取によってアミノ酸の利用効率が下がるため、せっかくのトレーニング効果が半減する可能性があります。
また、アルコール代謝は肝臓で行われるため、エネルギー代謝経路が優先的に「アルコール処理」に使われ、
結果として 糖や脂質代謝が後回しになり、脂肪がつきやすくなる点も要注意です。
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回復・睡眠への悪影響
筋肉の修復は、トレーニング後の睡眠中に最も活発に行われます。
しかし、アルコールは睡眠の質を著しく下げることが分かっています。
• 深いノンレム睡眠の減少
• 成長ホルモン分泌の低下
• 自律神経バランスの乱れ
これらはすべて筋肉の回復を妨げ、翌日の疲労感や筋肉痛の長期化につながります。
また、脱水作用により 筋肉細胞内の水分バランスが崩れ、筋損傷リスクも増加します。
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どうしても飲みたい時の工夫と注意点
もちろん「一切飲んではダメ」というわけではありません。
適度な飲酒なら、リラックス効果やストレス軽減にもつながる場合があります。
✅ 筋トレ後の飲酒ポイント
1. トレーニング直後は避ける(最低でも2〜3時間空ける)
2. 水分・電解質をしっかり補給する
3. 高タンパク質の食事(鶏むね肉、卵、豆腐など)を先に摂る
4. アルコールはビールなら中ジョッキ1杯、ワインならグラス1〜2杯まで
5. 睡眠前の飲酒は避ける
これらを意識すれば、筋肉への悪影響を最小限に抑えることができます。
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まとめ:トレーニング成果を守るために
筋トレ後の飲酒は、「筋肉の成長」「ホルモン分泌」「回復」に悪影響を与えるリスクがあります。
しかし、完全に禁止するのではなく、飲むタイミング・量・栄養補給を意識することで、健康的にお酒を楽しむことは可能です。
筋トレをしている人にとって最も大切なのは、「継続とコンディションの安定」。
せっかくの努力を台無しにしないためにも、お酒との付き合い方を見直してみましょう。
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✅ パーソナルトレーナーからのアドバイス
パーソナルジムでは、単にトレーニングだけでなく、食事・睡眠・生活リズムまでを含めた総合的なサポートを行っています。
「お酒とうまく付き合いながら筋肉をつけたい」という方は、専門トレーナーに相談してみるのもおすすめです。
👉 Linkx GYM(リンクスジム) では、個々のライフスタイルに合わせた食事指導・ボディメイク指導を実施中です。
科学的根拠に基づいたプログラムで、健康的に理想の体を目指しましょう!
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